2006-01-01から1年間の記事一覧

 ヘレニズム時代

ヘレニズム時代の概要 ギリシアの覇権を握ったマケドニアの王、フィリッポス2世が暗殺。アレクサンドロスが国王に即位。マケドニア・ギリシアの連合軍を率いてペルシアに向かって侵略戦争を展開。これがいわゆるアレクサンドロス大王の東方遠征と呼ばれてい…

 ギリシアの覇権の変遷

ギリシアの覇権 アテネからスパルタへ このようにアテネというポリス中心に動いていたギリシア。その中でアテネに次ぐポリス、スパルタがいました。スパルタはドーリア人が先住民を征服してできたポリスです。支配者を完全市民(スパルティアタイ)、商工業…

 ギリシア民主政の発展

ポリスの形成 ギリシアの歴史はポリスの歴史と言い換えることができます。暗黒時代を経たのちBC8世紀ごろからギリシアのいたるところでポリスの形成が始まりました。その際に、ギリシア人たちは「集住」を行いました。ギリシア語で「シノイキスモス」。外…

 エーゲ文明

エーゲ文明 エーゲ海に面したクレタ島、小アジア半島、ペロポネソス半島などがギリシアの舞台となります。 エーゲ文明とはBC3000年頃から1200年頃まで栄えた青銅器文明の総称であり、クレタ文明やミケーネ文明がこのエーゲ文明に含まれます。青銅…

 オリエント世界の統一

アッシリア アッシリアは元来商業民族として活動していて、鉄製の武器、戦車、騎兵を駆使して盛んに制服活動を行うようになった。そしてその征服活動がBC670年にエジプトを制圧した時点を持って、ついにオリエント世界の統一を生みます。首都はティグリ…

地中海東岸(シリア・パレスチナ)地方

地中海東岸地方 最後に3つ目の地方の地中海東岸。これらの地はメソポタミア諸国、エジプト、ヒッタイトといった国々に翻弄される歴史を持っていました。ところがBC12世紀前後に「海の民」といわれる正体不明の人々が来襲、この地からエジプト新王国やヒ…

エジプト

エジプト オリエントの2つ目の地域。メソポタミアは開放的な地形だったため民族の興亡が激しかったがエジプトは閉鎖的な地形なため、単調な王朝交替が繰り返され比較的分かりやすい。民族系統はハム系。ナイル川が流れており、メソポタミアと同じく農業生産…

メソポタミア

メソポタミア地方 まず1つ目の地域、メソポタミアについて記述する。まずメソポタミアの地形と言えば、ティグリス・ユーフラテス川が最も有名である。当然、肥沃な場所であったため農業生産力が向上、この時代、農業生産の向上は人口増加に直結し、人口が増…

オリエント概観

古代オリエント概観 オリエントとは古代イタリアから見て「日が上る地域」という意味。またオリエントの地勢を「肥沃な三日月地帯」とも呼ぶが、これはアメリカの考古学者ブレステッドが創始した言葉である。オリエント世界を学ぶ上でポイントなのが、①王朝…